鎌倉山は車が入っていけないような枝分かれした道の先にポツンととっておきの家が建っていたりします。さくら道から20メートルくらい入っていったところに今回ご紹介の物件はあります。北側に立つ隣家より一段下がったところ、玄関までのアプローチから「ひっそり感」が漂う佇まいです。
「古いもの(古民家)が好きなんです。」都内で古民家を改装し、カフェを営業しているというオーナー。各地で物件を見てまわった中で、鎌倉は馴染みのある場所ではなかったと言います。しかしながらウグイスの鳴く声、竹のゆれる音、澄んだ空気と木々に囲まれたロケーションに気持ちを引き寄せられ、この物件を手にしていました。窓を開けて迎える緑を眺めていると、手付かずの自然が多くのこる鎌倉に、古くからの家が残存していることがうれしく、価値のあることのように感じます。
和室2室の2Kは、2人、多くても3人暮らしがベスト。横並びの和室に縁側は昔ながらの間取り。現代の住宅には当たり前のようにあるはずのリビングダイニングがこの家にはありません。なので生活するには少しの工夫が必要。ちゃぶ台を囲む食事となりそうです。オーナーの「古民家の良さを伝えたい。」という想いはここで生活していく中で気づきがあるかもしれません。
修繕された室内は、こだわりがたっぷり。障子や襖は、江戸からかみを取り扱う「東京松屋」のもの。玄関脇の障子はあえて格子状に切り貼りし外の様子をチラッと楽しめるつくり。ありそうでなかった、そしてこのロケーションありきのアイデアです。
この家に住む上での注意点として、 ・敷地内に駐車場がありません。車をお持ちの方はご注意ください。また建物前面への車の進入は出来ません。 ・周辺はアップダウンがあります。朝の散歩やランニング時には鎌倉山の澄んだ空気を目一杯感じていただけると思います。 ・賃貸面積(495.86平米)に含まれる敷地の管理(竹林の剪定・草刈等)をお願いします。時期によってはおいしい収穫もあるかもしれません。 ・本物件は湿度の高いエリアに位置しています。定期的な通風・湿気対策をお願いします。
寒さが段々と増してきて、葉が色を変える時期がやってきます。新たな風が吹き込まれた古民家での生活を始めてみませんか?
※本物件は現在賃貸中です。入居可能時期は1月中旬を予定しております。
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