【価格変更しました。】 便利なものが周囲に何もないから良いのです。南側には墓地があり、東には寺があり、お盆の時期になれば自然と窓の外から線香の香りがしてきて、夏を感じるでしょう。
この物件のある十二所や浄妙寺、鎌倉山などの場所に共通するのは、ちょっと不便でいきなり住むには少々ハードルの高い場所。それでも鎌倉住まいに小慣れてきた人にとって、さらに静かで奥ゆかしさみたいなものを求めて行きつく場所の様な気がします。
ちょっと大きめの野生動物も出てくるエリアですから、最初は外で突然動物の鳴き声や物音がしたりするかも。それでもこの静かさは、鎌倉駅周辺では味わう事ができませんので、読書や考え事をするには最適。
隣に住む予定の大家さんは気さくで良い方で、元々は大家さん自身がこの募集区画に賃借人として住んでいたそうです。その後、とてもこのエリアと物件を気に入り、たまたま売り出されていたを知って購入されました。
人に貸すにはと、キッチンなどは大きくトイレも新しくなりました。特にキッチンは、料理が好きでも、一人暮らし用の住まいについているキッチンのほとんどがコンパクトでちょっと狭いことが多いですが、この物件はファミリー用のサイズ。家の隅々に収納は十分なくらい備え付けられているので、手持ちで用意する必要はないのではと思うほどです。
庭はコンパクトながら、玄関前、南側、東側と3か所あります。玄関前は、柿の木や梅など実の成る木が植えられていますので、事前に相談していただければ、自分で手入れをすることも可能です。
南側は、十二所の谷戸状の地形により、朝日や夕日が燦々と入るわけではありませんが、山から陽が見えた時にはポカポカと温かい日差しを届けてくれます。
ただ、目の前すぐに墓地の為、目隠しのスクリーンが設置されていますので予めご承知おきください。その脇にコンパクトなウッドデッキがあり、洗濯物置き場があります。大きな汚れは洗面で汚れを落とした後、窓を開ければ洗濯機にそのまま入れられる面白い動線になっていました。
東側は、テラスドアから出て、2帖ほどのコンパクトサイズですが、紅葉や置き石で和の要素があります。この庭をどう活用するかアイディアが問われそう。
撮影時は冬なので割と周囲が透けて見えますが、夏はどこも緑モリモリになります。「影」アイコンを3つくらいつけたい気持ちですが、その暗さがあるので、ふいに太陽の光を受けると、なんだかその光が愛おしく、大切にできますし、古い建物なので寒い時もありますが、暖をとる幸せを感じて、冬が待ち遠しくなるかもしれません。
外観は隣の母屋は黄色で、今回の物件は水色に白ととても可愛く素敵。場所柄、車があったほうがいいですが、思い切って派手な色にして、楽しい感じに暮らせたら良さそうです。
|