ちょっと個人的な話ですが、私は今茅ヶ崎で海のある暮らしを堪能しているわけなのですが、その前はといえば横浜に住んでいました。横浜の中で海側も山側も。
横浜には海のイメージは広く浸透しているのかと勝手に思っていますが、湘南の海とは違い、港湾としての美しさがあります。みなとみらい地区のターミナルである関内駅からひとつふたつと駅を南に進むと、山手地区となります。
鎌倉にも素敵な洋館は数あれど、やはり山手地区に改めて来てみると建物の美しさに圧倒されます。しかし、単体の美しさのみならずまち全体にその美しさ纏っており、周辺を散歩しているだけで楽しい発見のある場所です。
そんな今回は鎌倉を少し飛び出して、山手の本通り沿いに位置するヴィンテージマンションをご紹介します。山手本通りと言えば、前述の素敵な家々が立ち並ぶエリアはもちろんのこと、横浜雙葉、フェリス、共立学園(順不同)など有名私立が立ち並ぶ学園エリアでもあります。
このマンションとお向かいのマンションは、ともに1970年代の建物で、ヴィンテージ感の相乗効果を生み、まちへの景観の寄与をしています。まるでお互いの建物が、坂の上で待ち合わせをしていたかようで惹かれ合っている様に感じます。
また、周辺は横浜山手の名にふさわしい、立派な戸建住宅をたくさん目にします。今回のマンションに目を向けてみると、土地のアップダウンもあるエリアの為か5階建ての本物件のマンションは、道路からの建物の威圧感、圧迫感をそこまで感じません。でも今回の募集区画はその最上階である5階で、窓からの景色はみなとみらいとは逆方向であるものの、大きな家々を眼下に、晴れた空や夜景、西向きなので夕暮時のマジックアワーを楽しめます。
このマンションの過去の取引事例などを見ていると、1LDKやワンルームなどの間取りが多くありました。今回の物件は、LDKはコンパクトながら、ふた部屋取れている点がとても良く、一人でも二人でも良いし、子供が一人いても成り立つ間取りなので、検討していただける方の間口が広い様に思いました。内装は、2014年に全面改修工事がされています。そこから約8年ほどが経過しましたので慣らしが終わったくらいでしょうか。
ペット可の物件ですが、大型犬や多頭飼いなども可能なのは貴重。今のオーナーは豚を飼いたかったと言っていましたが、確かに規則上は可能の様です。どなたかその思いを引き継いでいただける方はお話をお聞かせください。今は猫が2匹います。
ヴィンテージならではの注意点もあります。物件内に梁(構造体)がありますが、この部分のみ天井高さ1.8メートル位となります。人によっては気になるという方もいるかもしれませんが、ヴィンテージに住むには、ある程度住む側が物件に合わせに行く様な感覚が時に必要になるようにたびたび感じています。
昔から好きなマンションで、今回ご縁をいただくことができましたので遠征してしまいましたが、やっぱり所々カッコいい!
地図を見てみると、ちょうど直線距離で蒲田から鎌倉までの中間という位でしょうか。ちょっと鎌倉に近づいて見ようかな。神奈川に踏み込んでみようかなという方お待ちしております。良いヴィンテージが坂の上で待っています。
※住宅ローンをご利用の場合は、事前にご相談ください。
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