住宅 | ||||||||||||||||||||
記憶の承継 |
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【価格変更しました!】 物件の取材に行くと、空き家となって暮らす人の姿がなくなってもふと生活している様子が見えることがあります。私が生まれるずっと前、過ごしてくることのなかった時代を思い、懐かしさを覚える不思議な瞬間です。 周りの景色が変わってもなおこの家はここにあります。建てられた当初はどんな景色がみえただろうか。家族が暮らしたその日常にどんな風が吹いただろうか。風の強いよく晴れた日に、青空に舞う桜を見ながら想像してみました。 鎌倉駅から朝比奈インターへと続く金沢街道。その通りを中心線として南北に広がる浄明寺エリアの中で今回の物件は通りの北側、奥に緑を望み、その手前の平坦な場所に建つ物件です。 街道沿いから細道へ足を踏み入れると、広い敷地に佇む屋敷がいくつか残っていました。古くから残る家々の風格、醸し出されるオーラは、これまで感じてきた鎌倉とはどこか違って見えて、大きな建物が次々と姿を消していく中で、改めて鎌倉のまちの景観とは?という問いから、住まいを構える選択肢の中でまちや人のためにできること、自分たちの暮らしについて考えさせられる出会いとなりました。 この家を設計した建築家は、数々の著名な作家の家を設計してきたとのこと。先代のオーナーが出版関係の仕事をしていたところから繋がり、建築を依頼することになったといいます。 建物はざっくりと母屋と離れのふたつのブロックが玄関を介してL字に繋がっています。2階建ての母屋は、太い梁、柱、漆喰の壁と和のテイストを感じさせつつも、ホールのような広々としたリビング、煉瓦造りの暖炉。どこか日本離れした意匠に驚かされます。離れには茶室と書庫、書斎。その時代背景を想像させる空間が残されています。 今の暮らしにを置き換えてみると、ひと家族の住宅としては持て余してしまいそうな広さですが、「住居+@」の「なにか」を考え始めるとさらに心が踊ります。とはいえ基本的には住居専用のエリアなので、派手なことはNG。駅からはほどよい距離感で、住む人や町並みに馴染むような小さいな商いを。 静けさの中に、そこで生活する人たちの朗らかな気配を確かに感じられる、そんな場所で織りなす暮らしにはどんな未来が見えるだろうか。長い間、この場所でまちの変化を感じてきたこの家を大切に使い続けてくださる方に届きますように。 ※当該敷地内、旗竿部分において近隣第三者の通行があります。また、車庫入口前に、一部他人地を含んでおります。 ※本物件は、築年数が経過しており、建物内部多数の劣化箇所がございます。居住にあたっては相当の改修工事を要します。あらかじめご了承ください。
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かつては田んぼが広がっていたと言います |
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今では貴重となった煙突のある家 |
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平家の離れと重なるように玄関を介して母屋がつながる |
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空き家となって以降も手入れを続けてきた庭 |
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価格 | 1億1,700万円 | 建物面積 | 366.83㎡ |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 鎌倉市浄明寺三丁目 | ||
交通 | JR横須賀線「鎌倉」駅 バス9分 「青砥橋」バス停 徒歩4分 | ||
建物構造 | 鉄筋コンクリート造/木造/瓦葺 地下1階付き 2階建て | 所在階 | |
築年 | 1974年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 712.34㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 40%/80% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
備考 | 地目:宅地/私道負担:有り(面積の内70.91平米・持分1/1)/総戸数:1戸/現況:空室/引渡時期:相談/景観法/宅地造成等規制法/第2種風致地区/建築基準法第22条区域/売主の土地、建物の契約不適合責任免責/前面道路の一部に隣地所有の道路(私道)の通行あり | ||
情報修正日時 | 2024年1月8日 | 情報更新予定日 | 2024年11月27日 |