価格：

3,990万円

面積：

93.23㎡（建物）
227.70㎡（敷地）

【価格変更しました】

まず目に飛び込んでくるのは1階のウッドデッキ。家は高台に建っていることもあり、デッキからの目線は下の家の屋根とほぼ同じ高さに。室内側から見ると、リビングから突き出したような形はまさに野外劇場の舞台のよう。満月の夜に月明かりの下で舞い踊る、なんて幻想的な妄想をしてしまいます。

家は白いラップサイディングの外壁。飛び立つ瞬間に毛を逆立てる白鷺を連想させます。L字型のリビングダイニングは、3連の掃き出し窓に加えて上部にも3連の引き違い窓が取り付けられて、日中は電気がなくても明るい印象。フローリングは素足で質感を確かめたくなる無垢材、壁は珪藻土で仕上げられていて、室内どこにいても深呼吸したくなるような気持ちのいい空間に。

デッキと反対側にはロールスクリーンで仕切ることができる小上がりのようなコンパクトな和室。正方形の琉球畳と無垢の内装がモダンな雰囲気を出しています。少しだけ横になりたい時や、友人が遊びに来た時に泊まってもらうスペースとしても重宝しそうです。

2階には引き戸で仕切られた部屋が2部屋。角には腰窓が2箇所ずつあり、周囲の緑や逗子市街地、更にその向こうの山々まで望むことができる嬉しい眺望となっていました。家を見た時の第一印象に引っ張られて、樹にとまっている鳥の目線のようにも感じられます。

細かいところを見ていくと、築37年という年数相当にエイジングしている箇所は見受けられます。そのままでも十分に住むことはできますが、今の建材やロケーションを活かしつつ、水まわりの間取り変更や窓サッシの交換等を含めた改修を検討してみてもいいかもしれません。

家までの道は車道から細い坂道に入っていくため車を停めることができません（自転車は駐輪可能）。再建築する際にはセットバックも必要となります。それでも立地や建材を含め、この家のポテンシャルを感じずにはいられません。

場所は逗子市山の根。JR逗子駅の北部に位置して山が迫るエリアで、中心市街地の反対側にある静かな住宅街です。山に近いといっても海まではほとんどフラットな道のり。街と自然が近い都心から0.5歩目の移住にいかがでしょうか。