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港町カスタムが馴染む頃 |
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小坪の港町がおもしろい。そんな風に言われることが気が付けば当たり前になってきていますが、これまでにはたくさんの先見の明が光っていたようにも思います。 10年ほど前にできた南町テラスの存在は、この港町が素敵に見えるきっかけをくれたようにも思いますし、その後、建築家が移り住んでこの町に関わりを深めていることも、そして今ではInstagramに映える撮影スポットである逗子マリーナを中心に、観光客向けに飲食業や宿泊業に挑戦する方たちが様々なアプローチでこの町を使いこなしてくれています。 最近は小坪四丁目を紹介する機会が多くなり過ぎてしまったので、もはや言わずもがなな感じもする、逗子の港町、小坪四丁目。 その中でも、この物件がある細い道をぐいぐいと上った先にあるエリアには、独特の雰囲気があります。狭く曲がりくねった道。そしてその家々の間からきらりと海が見える風景は、同じ湘南エリアである真鶴の“背戸道”を彷彿とさせます。 私が思う小坪四丁目のいいところは、この海が南西向きに存在しているということ。おかげで逗子マリーナ越しに、海だけでなく江ノ島や富士山まで楽しむことができるのです。それを見たいためなのか、単に洗濯物がよく乾くからなのか、南西向きにバルコニーが並んでいるという点も見逃せません。 この物件もご多分にもれず、みごとに南西向きバルコニー空間を作り出しています。しかもちょっとステップアップさせて、しっかりと海が見えるような高さに調整している。このスタイルも小坪四丁目ならではの建築アイデアと言えると思います。これぞ港町カスタム! そこに加えて、港町建築の特徴は和室の作り込みが豪華である点にも注目したいところ。この地元の先輩から教えてもらったんですが、漁師さんは大漁に恵まれると、家にお金をかけるんだそうです。結構、家族愛があるってことなんですかね。 そんな訳で、和室の設(しつらえ)が素敵なので、そこを生かして改修工事を行ったのがこの物件。木製建具をきれいに磨き上げて、一部の床をフローリングに変えて、天井や壁は部分的にはがして、木目の表情をそのまま見せる。そこに木製の造作キッチンや棚を組み合わせる。この手法も、もはや一般的になってきたのかもしれませんね。これもまた港町カスタムのスタンダード!? さらにこの物件では気になるアルミサッシの枠などにも一部、木製の枠をはめ込んで、全体のテイストを整えているところがいいのです。玄関前の土間に埋め込まれたビー玉やカラフルな石たち、散りばめられた遊び心も何もかも、それが7年経過して今ではすっかり馴染んでいます。 でも、まだ遊べそうだな。そんな風にも思えてしまうこの物件。僕だったら、もうちょっと色を塗ってアクセント付けてみたいなとか、造作の棚にもう一工夫してみたい。漁師さんが使うかごとかパレットとかで収納作れないかなとか。あれこれ考えたくなってしまう物件です。 |
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1階和室からキッチン方向を見る|連続する空間が魅力 |
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2階バルコニーからの海の眺め|眼下に逗子マリーナが見え、海、そして江ノ島が見える |
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キッチン|木製の仕上げが美しい |
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小坪四丁目を海からみた全景|家々が西(やや左)を向いているのがお分かりいただけるだろうか |
価格 | 2,280万円 | 建物面積 | 84.46㎡ |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 逗子市小坪四丁目 | ||
交通 | JR横須賀線「鎌倉」駅 バス12分 「小坪」バス停 徒歩7分 JR横須賀線「逗子」駅 バス18分 「小坪」バス停 徒歩7分 |
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建物構造 | 木造/瓦葺 2階建て | 所在階 | |
築年 | 1975年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 89.27㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種住居地域 | 建蔽率/容積率 | 60%/160% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/契約不適合責任免責/接道:北側(幅員2.4m)/再建築時セットバック有/準防火地域/駐車場なし/住居兼事務所可 | ||
情報修正日時 | 2023年11月13日 | 情報更新予定日 | 2023年12月17日 |