住宅 | ||||||||||||||||||||||
大正浪漫に思いを馳せて |
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まだ僕がこの仕事をする前、「鎌倉で暮らす」というワードは、自然と頭の中で「古民家での暮らし」という言葉に変換されていました。今回の物件はそんなイメージに近い物件かもしれません。今年で築100年という節目を迎える古民家のご紹介です。 他の町と比較して、鎌倉には大正〜昭和初期に建てられた古民家が多く残されていて、それらが町並みをユニークな景観にしてくれています。多くは国や県の有形文化財に登録されているので、願ってもそこで暮らすという機会はなかなか巡ってくるものではありません。 時代の流れの中で古民家が減ってきていることも事実です。そんな中で、一世紀もの年月を耐え抜いてきたこの家、そして守り抜いてきたオーナーには、心から拍手を送りたい気持ちです。 家は2023年12月に大規模な改修が終わり、風呂場にユニットバスを入れたり、台所をシステムキッチンに取り替えたりと、水回りを中心に大きくアップデートされていて、快適に過ごすことはできそうです。若干の間取り変更や、畳・フローリングの張り替え、壁や天井は白や黒で新たに塗装されてモダンな雰囲気が漂います。 玄関はガラガラ音をたてる引き戸、ではなくがっしりとした金属製の片開きドア、窓は木枠のガラス障子、ではなくアルミサッシの窓というように、この100年の中で何度か改修が行われているようで、建築当時の姿を残している部分というのは多くはないのかもしれません。 それでも、下見板張りの外装や、天井を抜いて吹き抜けにしたことで現れた立派な梁、和室の欄間、本格的な床の間など、時代毎にカスタマイズされつつ当時の面影が見える部分も残されていて、古きよき時代に思いを馳せながら一日一日を丁寧に暮らせそうです。 リビングに面した広めの庭にはすっと伸びる柱が2本。フックが付いているところを見ると、どうやら物干し竿をかけるための柱のようです。柱と柱の間隔がかなり開いているので、家族の布団をまとめて干してもお釣りがきそうなくらい。 庭の隅には信楽焼のようなタヌキの置物が、物憂げな表情で家を見上げていました。シンプルな姿形からしてわりと初期に作られた物のような気がします。もしかしたらこの家を長い間見守り続けてくれているのかもしれません。 場所は大町一丁目。駅から徒歩8分という立地にありながら山が近く、四季の移ろいが美しい妙本寺まで徒歩2分という落ち着いた立地。 100年モノの古民家でのびのびとした暮らし、始めてみませんか。 |
2階和室|窓辺に座ってひなたぼっこしたい |
リビング|掃き出し窓は広い庭に面しています |
2階和室|書院造の床の間。真ん中の床柱がいい感じ |
外観|下見板張りの外装と複雑な屋根の形が面白い |
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賃料 | 30万円 | 専有面積 | 99.46㎡ |
敷金 | 1ヶ月 | 礼金 | 1ヶ月 |
償却 | なし | 管理費 | なし |
所在地 | 鎌倉市大町一丁目 | ||
交通 | JR横須賀線「鎌倉」駅 徒歩8分 | ||
建物構造 | 木造 2階建て | 所在階 | |
築年 | 1924年 | 取引態様 | 媒介 |
設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
備考 | ペット不可/駐車場無/駐輪スペース有/事務所利用不可/保証会社加入必須/保証会社初回保証料:月額賃料等の50%〜/継続保証料:月額1,890円/普通借家契約(期間:2年/更新料:新賃料1か月)/仲介手数料:成約賃料1か月+税/要火災保険契約 | ||
情報修正日時 | 2024年1月18日 | 情報更新予定日 | 2024年5月11日 |