価格：

3,200万円

面積：

135.08㎡（建物）
165.33㎡（敷地）

【価格変更しました】

逗子マリーナから内陸の住宅地に入ると、どこからともなく歌やウクレレの演奏の音が聞こえてきて、なんともゆるい空気がながれてきたなと思いました。たまたま知っている曲だったのでそれに合わせて鼻歌を歌いながら物件まで歩きます。

坂道の途中にあるこの家は道路から高低差があり、敷地は日当たりがよさそう。建物は築50年近く経っており増改築を繰り返した跡があります。玄関を入ると昭和の雰囲気そのままで、すぐ8畳の和室があり特段変わった様子はないのですが、奥へ進むとリビングがなんとも味わいがあります。

濃い茶系のフローリングにボタニカル柄の壁紙がかわいらしく落ちつく空間。レトロな照明もよりいっそう部屋の雰囲気に味つけをしてくれています。窓を開けてしばらくそこにとどまっていると、またどこからともなく音楽が流れてきて、部屋の雰囲気とあいまって子守唄のように心地よい音に聞こえたのです。

全体的に使い込まれた水まわりはリフォームされた跡があるものの、建物を再利用する場合は交換が必要でしょう。屋根の状態や床下も点検補修が必須です。築年数から取り壊されてもいい建物かもしれませんが、とても素敵な壁紙のリビングを見ていると解体してしまうのはとても惜しい気がしたのです。2階へ上がると、おそらく家族それぞれの個室を設けるために増築したのであろう部屋の配置になっていました。

小坪六丁目は逗子マリーナのある海からは徒歩15分ほどの距離ですが、現地の標高は30ｍを超えるため津波のハザードからは外れています。小坪漁港の新鮮な魚介類が手に入る市場や美味しいパン屋、レストランなどが付近に点在しているため休日は店めぐりをするのも楽しいでしょう。

まずは現地を見てこの１階のリビングを残しつつ他をリノベーションするアイデアを一緒に考えてみましょう。もちろん新築用としても条件の良い土地と思われます。内見の日に近所から音楽が流れてくることを期待して。