賃料：

18万円

面積：

86.94㎡

私の中で未開発だった大船駅東側のエリア。あらためて大船駅東口から物件まで歩いてみてその利便さがわかり、中でも大船6丁目にあるこの家は、大船のよさを増幅させるものだったのです。

大船駅東口を出て、商店街を抜けしばらく歩くと大学や芸術館、中央病院などの大きな建物があります。その先の狭い路地を入ると丘の上に住宅地が広がっており、古い大谷石の階段を登ると南側の斜面に出ます。後ろを振り向くと視界が開け、付近のどの家も日当たりが良さそうです。

物件はその一角に建つ濃いグレーの外壁で、昭和の家をフルにリノベーションした建物です。外観から一部屋がコンパクトな間取りを想像していたのですが、リビングに入ってまず目に入るのは大きな掃き出し窓とそれに合わせた障子。

LDKはもともと和室だった二間をつなげ総フローリングにしてキッチンもオープンにすることで17帖の広さに。大きな掃き出し窓に障子の組み合わせでモダンな印象。障子を閉めても柔らかい光が部屋の隅まで入ります。

ベランダは大船の街を見下ろす景色がとても気持ちよく、リビングから段差なく出られ、手すりを低めに設置しているのでより開放感があります。オープンなキッチンからも眺めはたいへんよく、純粋に心地よい空間。ここならインテリアにもこだわりたくなり、家具を選ぶ時間が楽しみになります。

１階の水まわりもオーナーのこだわりで壁クロスの色にアクセントを加えたり、収納棚に木の棚板を使い賃貸住宅にありがちな白一辺倒の単調な空間にはしていません。北側が暗いため、洗面所とトイレには高窓を配し、自然光を取り入れる工夫がされています。

内装でオリジナルの建具が残ってるのが、階段と2階６帖の洋室の内窓。年季の入った踏み板や窓枠に味わいがあります。2部屋はそれぞれクローゼットとオーナーこだわりの木の棚を配し、各居室のドアはすりガラスを採用しています。

北側に廊下と東側の部屋から出入ができる約3.5帖のサービスルームがあり、二人で使うなら十分な収納量のウォークインクローゼットとしても利用できます。

この家の良さを分かってもらうには、大船駅から歩いて現地に来ていただくのが一番だと思います。周辺は生活に便利な施設が揃い、家は一般的な賃貸住宅とは一味違った意匠、窓を開ければ広がる眺望。今までの大船の賃貸住宅の印象からはぐっと増幅すると思えた家なのです。