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茜色の予感 |
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【価格変更しました】 木々のあいだからちらりと見える、茜色の玄関。なんだか普通じゃない予感にどきっとしました。 雪ノ下の静かな住宅地にたたずむノスタルジックな雰囲気の平家。緑豊かな庭木の間からのぞく、ランダムに組まれた茜色の縦格子がこの家への入口です。 こじんまりとしたサイズ感と、この場所に溶け込むような存在感がたまらなく愛らしい。この雰囲気を保ちながら心地よく住むには、という事を考えてみたくなります。 建て替えではなく改修素材としておすすめしたい理由の一つは、建物の東側半分程度が「土砂災害特別警戒区域」内にあり、建て替えると建物の大半をRC造にしなくてはならないなどの規制がかかること。 もう一つは、中に入るとわかるこの家のポテンシャルの高さ。この年代の建物にしては襖やアルミサッシの開け閉めがスムーズな事に驚いたのですが、それはつまり、柱梁の歪みが少なく、構造躯体の精度の良さが期待できるということ。聞けば新築時は腕のいい宮大工に依頼したとのこと。建具まわりはそこまでいじらなくて大丈夫そうなのも、改修の費用や手間を考えると、嬉しいポイントだと思います。 間取りを見ても、改修により大きく化けそうな予感がします。改修後のイメージをしやすくするために、障子、襖を全て取り払ってみました。驚くほど広く、明るく感じます。長押から上の白い壁も抜いて、畳をフローリングに変えれば、より一体的な空間になるはず。さらに生まれ変わらせるには、天井を抜くという手もありますね。 明るさを足したいなら、天窓や高窓はどうでしょうか。この家の場合、軒がしっかり出ているので、軒下の壁面に明り取り用の高窓が取りやすそう。高天井と組み合わせると、換気窓も兼任できて、機能的でもあります。 中央の和室ふた間と台所を一体にして一室のLDKにする場合、キッチンを庭の見える位置まで移動して、家族と一緒の空間で料理できるようにするもよし。風呂、トイレは更新されておりそのままでも使えますが、これを機に新しくするもよし。床が下がっている部分や外装の痛みなどもあるので、建物全体的に調査と補修は必要になりそうです。 建物ばかり語ってしまいましたが、立地について。賑やかな金沢街道から滑川を渡り、1台通るのがぎりぎりの小道を上がっていくと、谷戸の緑が迫る静謐な空気感。雪ノ下のこのあたりはこんな雰囲気の場所が多いのですが、かつては長勝寿院という大寺院があり、歴史的にも由緒ある土地である事にも起因しているのかもしれません。 三方を山に囲まれて、緑が近くしっとりした空気感は、きっと大昔から変わらないはず。部屋にたたずんでいると、光がさしている瞬間の美しさにはっとさせられ、大切にしたい景色がそこにはある気がしました。 ※敷地に至る道は一部2m程度の部分があり、車種によってはスムーズに進入できない可能性があります。 |
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和室から台所を見る。しつこいようですが、やはり長押の上は抜いてみたい。 |
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台所から庭を見る。 |
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和室|床の間のある正統派の和室。使い込まれた木の表情がとても良い。 |
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外観|植栽の間からちらりと茜色の玄関が見える。 |
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価格 | 3,380万円 | 建物面積 | 84.80㎡ |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 鎌倉市雪ノ下四丁目 | ||
交通 |
JR横須賀線「鎌倉」駅 バス5分 「岐れ道」バス停 徒歩9分 JR横須賀線「鎌倉」駅 徒歩25分 |
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建物構造 | 木造/平屋建て | 所在階 | |
築年 | 1953年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 210.80㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 40%/80% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/第2種風致地区/宅地造成工事規制区域/景観計画:谷戸の住宅地/土砂災害警戒区域、一部土砂災害特別警戒区域/法第42条2項道路(公道)に約17m接道、セットバック要(約16平米)/売主契約不適合責任免責 | ||
情報修正日時 | 2025年3月2日 | 情報更新予定日 | 2025年3月31日 |
