価格：

2,780万円

面積：

103.30㎡（建物）
160.84㎡（敷地）

玄関からリビングに入ると、その天井の高さにおもわず見上げてしまいました。２階までの吹き抜け空間、大きな窓から明るい日差しが入り、リビングの１面は天井までシナベニアの目透かし張りで、それは大きなギャラリーのよう、これが1958年築の家とは思えなかったのです。

この壁面はポップアートの巨大なシルクスクリーンを飾ったら素敵ではないかと思ったのです。それにはハシゴが必要だし、引っかけるフックはどうしようかと想像してしまいました。

１階のAVスペースにはお気に入りのレコード棚とターンテーブルにアナログのオーディオ機器をセッティング。スピーカーは大きな空間をいかす大型のものを置きたいですね。

既存のダウンライトだけでは手元が暗ければ、ここはアームの長いフロアランプが映えるのではないかと思います。フロスのアルコなんてぴったりじゃないでしょうか。無垢材のローテーブルに革のソファ、トライバルのラグでコーディネートしてみたりと、妄想が膨れ上がります。

１階は柱が入った壁以外は撤去してリビングやキッチンそれぞれから見渡せるようになっています。玄関からすぐにウォークインクローゼットがありコートや荷物を収納、そのまま通り抜けて洗面所やトイレに行けキッチン側に回遊できる造りになっています。これは便利な動線だと思いました。

築年の古い家は、元々の間取りや建具の寸法などから動線に制約がありますが、この家のレイアウトはストレスを感じにくいでしょう。

２階は14帖ほどある大きな洋室に書斎、ウォークインクローゼットがあります。あえて部屋を仕切らずに家族構成や使い方によってパーテーションを立ててもよいでしょう。吹き抜けに面した部分の柵は無垢の木で造作。書斎は障子があり、ウグイス色の壁と木製カウンターで和風のワーキングルームとして落ち着ける空間です。

建物面積は1.2階合わせて100㎡以上あります。大型のパントリーやウォークインクローゼットなど収納スペースを大きくしたのは少人数だけれども荷物が多い、ゆったりとした間取りが欲しいという要望に応えられるのではないでしょうか。

前面道路は車が入れないのが惜しいですが、金沢街道はバス便が多く、停留所からも歩いて２分ほど。身近な買い物はハイランド入口のミニストップ一択ですが、ここは付近の住民のスーパー的役割があり野菜なども並んでいます。

これだけ内装に手が入っている物件であれば快適に過ごせることはもちろん、十二所の住宅地はとても静かで緑が多い環境です。路地から家を眺めたときに、壁面に飾られたアートや洒落た家具がちらっと見えたら、ニヤついちゃうと思います。

※内見は２月末以降を予定しています。

※写真は2023年５月撮影。