価格：

2,580万円

面積：

83.72㎡

眺望よし、場所よし、値段よし。ただ、内装だけが好みじゃないという場合、改修してお気に入りに変えるチャンスだと考えてはどうでしょうか。

この物件、見ての通り、窓からの眺望が素晴らしい。南向きの窓からはバルコニーの腰壁が目隠し替わりになって、見えるのはほぼ山と空のみ。その山の形が丸みをおびてなんとも可愛らしいではないですか。思わず「ヤッホー」と呼びかけたくなる風景です。

バルコニーに出ると、目下に川の流れと、驚くほど広大な市民農園が広がっていて、その向こうには国道311号線も見えて、ジオラマみたいです。

住宅地と山の狭間に位置するマンションで、小学校やショッピングセンターも近く、逗子駅までは車で10分強と、便利な場所でもあります。夏には海水浴客で賑わう森戸海岸までも車や自転車で10分ほど、マリンスポーツをされる方には嬉しいのではないでしょうか。

現状では個室が3室取れる間取りなので、ファミリーやリモート部屋が必要な場合は変更せずにそのままでも。もしくは、リビングダイニングの続きの和室の壁を取り払って、LDKを広げてもよさそうです。

せっかく葉山に住むのだから、私なら、大好きな海街のリラックスしてラフな感じを室内に持ち込んでみたい。

いい味出してる古材の足場板をフローリングにして、天井や梁はRC剥き出しのハードな感じと組み合わせてみようか。いや、シンプルな塗装も捨てがたい。

壁のアクセントにカラーは、あの日見た夕焼けの色をペンキ屋で調色するのはどうだろう。まてよ、古道具屋で狙っているヴィンテージのテーブルセットと合うかどうかも、大切なポイントだ。

妄想と一緒に予算も膨らみそうですが、風呂、キッチンなどの水まわりは最新ではないものの、清潔感があり問題なく使えそうなので、全面改修しなくても生活に支障はなさそうなのは嬉しいところです。

改修って、やりだすといろいろやりたくなるものです。一度で完成させてもいいけれど、洗面台はどれにしようか、それに合う鏡は、照明は、など、ヴィンテージショップをちょこちょこのぞいては、出会いをじっくり待って長いスパンで楽しむのもよしです。

そうそう、雨も日焼けも防げる北側のバルコニーは、出番待ちの建材置き場としてうってつけじゃないかと思えてきました。

素材としてみると、今のシンプルな内装が「さあ、どうする？」と変身を待ち望んでいるような気がして、どうにもわくわくしてくるのでした。