賃料：

7万5,000円

面積：

39.90㎡

寒川町一之宮。茅ヶ崎市よりもさらに北ののどかな町です。ここに来て、まず感じたことは懐かしいということでした。

なにを隠そう、茅ヶ崎市の北側で小学生時代までを過ごした私にとっては、こののどかな空気感と、どこまでも広がる田んぼ、きんもくせいの香りにススキの群生というのは原風景なのです。友だちと田んぼ沿いの道を駆け回っていた幼少期でした。

私の小学生時代というと、もう30年くらい前のことになりますが、そこからまるで時間が止まったような風景が広がる寒川町。相模線の押しボタン式ドアも、全てが懐かしい。寒川駅で降りて、そこからレンタルサイクルで物件まで行ってみましたが、とにかく田舎の道。田んぼと車、民家がぽつぽつとあって、それ以外は大きな公園があったり、ロードサイドの大型店があったりという具合です。

自転車で移動しているのは私くらいなもので、多くの方が車を使って移動する文化圏のようです。

物件はというと、広い敷地に2棟のテラスハウスが建っていて、よく見るとお店をやっている区画もあるようです。物件のシャッターは、外から見るとマリリン・モンローが描かれていました。その他の区画も、なにやらそれぞれ描かれている気配を感じます。

室内はピンクの内装。元々のオーナーの趣味なのだそうです。写真でみるよりは落ち着いた印象を持ったので、カラフルで厳しいという感じはないかもしれません。1LDKの間取りはとても使いやすそうですし、水まわりの設備も古臭くなく快適かと思います。

一瞬、湘南の田舎独特のやんちゃな感じを受けましたが、たまたまいた近所の人たちはみんな笑顔で親切そうな方々。なんとなく、上手くやっていけそうな気がします。

それにしても、駐車場も含めて10万円以下。これは、海側エリアなどではなかなか叶わないのでは。車移動が必須という方にはいい感じだと思います。

最寄りのスーパーやコンビニというのも、徒歩圏内というよりは自転車か車で出かけるようなエリアです。この時代にそんなことがと驚くかもしれませんが、慣れてしまえば週に一回車でまとめ買いだったり、節約にもなっていいかもしれないですね。

のんびりゆっくりと一人暮らし、お子さんと二人暮らしとかだと、この環境を満喫できそうな気がします。

余談ですが、物件から寒川神社までは自転車で5分ほど。せっかくなのでお参りしてきましたが、いつ来ても気がよく、すっとした空気が漂っています。ここに住んだら寒川神社に散歩に行くことを日課にしてもいいかもしれません。