価格：

2,480万円

面積：

48.87㎡

間取り図を眺めながら、どんな改修をしたら楽しく暮らせるか妄想することが癖になってしまっているのですが、この部屋は約49平米とコンパクトながら、余白を見事に活用していて、なるほどなぁと感心してしまう間取りです。

特徴的なのは改修時に造作された玄関右側の土間収納スペース、そして洗面室と洋室を繋ぐウォークインクローゼット（以下WIC）。元の間取り図を見ると、それぞれの部屋にあった押入れが撤去され、さらに壁の位置をずらしたりトイレの位置を動かしたりして、そこに使い勝手の良い収納を新たに造っています。

WICは洗面室と洋室を通り抜けできるので、徒歩3分の辻堂海浜公園から泥だらけになって帰って来ても、徒歩10分の海で波乗りして帰って来ても、「ただいま！」→洗面室→風呂→WIC→洋室フィニッシュという、家族みんながハッピーな動線に。玄関横の収納スペースは壁一面が有効ボードになっているので、カバンや帽子、アウトドアギアなどの遊び道具を吊るしてガシガシ使い込んでいきましょう。

他にもリビング壁のベンチ兼収納や、元々サンルームだった場所にデスクを造作して陽射しいっぱいの仕事場にするなど、アイデア満載の空間となっています。

階段室型で南北に開かれているということもあり、どの部屋にも窓が付いているのも嬉しいポイント。WICにまで付いているので換気する時に重宝しそうです。

コンパクトなマンションの改修だと、撤去できる壁は全て取り払って広くオープンに、という引き算のカスタマイズが主流になりつつある気もしますが、今あるスペースを少しずらしてフル活用するという発想は、個人的に大変参考になりました。

部屋は魅力的だけど物が多くてどうだろう、と悩んでいる方にもおすすめしたい部屋です。

※写真は売主提供です