価格：

5,800万円

面積：

191.27㎡（建物）
1,335.41㎡（敷地）

日本の伝統的な農家さん暮らしの原風景を感じさせつつ、クリエイティブな作業に没頭できそうな物件が三浦の自然を楽しめる場所に隠れていました。しかもみかん畑を真正面に楽しめる借景付き。

元々農家さんの家だったのでしょう。立派な日本家屋はその外観から、玄関から、和室から、そして農作業に使っていたであろう納屋や倉庫からもひしひしと伝わってきます。

母屋は豪華な装いの日本家屋。よく見ていくと、日本がバブルの予感を感じはじめていた頃の華やかさがあって、見応えあります。今になってみると、ここまで木の材料や仕上げにこだわって家を建てることって、建てる大工さんも楽しかったのではないかなと想像してしまいます。

その良い部分はきれいにして、水まわり設備は新しくなりました。台所や浴室、洗面、トイレそれぞれ快適です。2階の二部屋は収納ありのしっかりサイズ。どちらもバルコニーがあって、そこからはみかん畑を見下ろす眺め。これがまたいいんですよね。子供の頃はそう思わないんだろうなと思いつつ、この贅沢な眺めをしばらく見ていたくなりました。

さて、ここからがちょっと普通の家にはないところ。母屋の台所と隣接する6畳和室には地下に倉庫のような空間が作られています。昔は漬物や梅酒や塩、砂糖などがストックされていそうな場所です。ここは別の使い方ができるかも？いや、でもここはさすがに倉庫かな。。

こうして悩むには理由があるのです。なぜならそんな倉庫的な空間が他にもいっぱいあるからなのです！

まずは納屋。これはもう外観で惹かれてしまいます（写真5枚目）。荒廃ファンなので。元々どんな使われ方をされていたのか、一見しただけでは想像がつきませんでした。内部は土壁（砂壁）が部分的に崩れたような状態で、中の竹小舞が見えている状態。足元には藁が少し残っていて、一体どんな場所だったのでしょう。

ここはきれいに整備して、乗り物のガレージにできたらカッコ良さそうです。３つ４つの区画に分かれているので、バイクや自転車がそれぞれの区画に収まっていたら面白そうです。

そして大きな作業を行う場合は、この納屋とは別に作業小屋があるのです。こちらをご活用ください。もう小屋ではないですね、そのサイズはなんと約100㎡！小さな家ならばすっぽり入ってしまいそうです。そんな訳でこちらはもちろん車も入ります。現に軽トラックが小さく感じるような空間です（写真：15枚目右）。ロフトもあって、モノづくりにはもってこいな空間ではないでしょうか。

そうなんです。この作業小屋や納屋がクリエイティブな方を求めている気がしてならないのです。まだ誰も見たことがない農業や漁業に活躍するようなモノづくりがこの三浦で生まれて、三浦で働くみなさんのためになったり、観光に来てくれる方たちをあっと驚かせてくれたり、そんなイノベーションがここから生まれることを期待しています。

いい実験をして、ちょっと休憩ってなった時には母屋の縁側に腰掛けて、みかん食べて。みんなの笑顔が並ぶ風景が私には見えているような気がします。