価格：

6,980万円 (税込)

面積：

104.48㎡

逗子海岸にもほど近い住宅街の中にあるこのタウンハウス。外観が少し海外っぽくて、それぞれのお宅の車庫を拝見しても、なんだか自由気ままに暮らしている様子がうかがえて。気になっていた物件なのです。

敷地内に入ってみると、建物はコの字のように配置されており中庭を囲みます。中庭には特になにかがあるということはないのですが、なんとなく井戸端会議がはかどりそうな雰囲気。ここで立ち話しをするといったら、もっぱら今日の海や波のことなんだろうなと想像します。

さて室内はというと、どうやら新築時のオリジナルではなくどこかのタイミングでまるっとリフォームされているようでした。経年劣化がみられるため、取得を機にリフォームをする必要がありそうです。

間取りは3階建ての戸建てに近いイメージ。1階に洋室が1部屋と水まわり。2階にはLDK。そして3階は個室3部屋となっています。大きな間取り変更をするというよりは、表層を仕上げ直すくらいがしっくりくるのでは。

まず、全体的な劣化が見られる床、壁、天井を仕上げ直すとして、一番長い時間過ごしそうな2階のLDKについては、突板フローリングであってもグレートが高いものにしたり、壁も漆喰や珪藻土仕上げにすると味が出そうです。キッチンはそのまま使えるとも思いますが、せっかくなら可愛いものに交換してもいいかもしれません。

ドアや収納の扉などの建具、照明器具にもこだわれば海に近い家らしいテイストに仕上げ直すことができるのではと思います。一部、フローリングではなくサイザル麻の床材などを取り入れても面白いかもしれませんし、壁一面に本棚を造り付けるのも素敵かも。

かつ、そこまで気合いを入れないで、各個室は少しだけ予算を削る工夫をして壁はクロス仕上げにしよう、などなど。全体のバランスを見るのもいいと思うのです。

現状をベースとしていろいろと妄想してみますが、ひとつ注意しておきたいのが資金計画のことです。鉄骨造のテラスハウスという造りのため、この物件は住宅ローンを組むことが難しいのです。工事費用まで含めて自己資金でというのが望ましい物件ということは、お伝えしておきます。

海に近く、駐車スペースも専有の場所が確保できているというのは嬉しい限り。週末を過ごす別荘や、子供と一緒の移住をという方にもおすすめの環境です。逗子駅は横須賀線始発駅でもあり、個人商店と、スーパーなども駅前に一通り揃っているのも魅力的。おおらかな逗子の空気に癒されながら、内装の計画から一緒に考えてみませんか。