海がこっそり見える家。憧れませんか?
もちろん、どんと海が見えることは、大歓迎なんですが、自分だけの秘密基地感が欲しい。そう考えるとこの物件がどんどん特別に感じてくるのです。
場所は七里ヶ浜。いわゆる七里ヶ浜の大型住宅団地ではなく、そのアプローチもおもしろいのです。駅の出口も一般的に利用者が少ない、藤沢方面の改札口を出て、江ノ電の線路を渡り、階段をひたすらに上っていくとこの物件まで辿り着くことができます。
小さなお子様とご家族で暮らすことを想像してしまいます。朝、子どもたちが大きな声で「行ってきまーす!」と家を飛び出し、この階段を走り抜ける。
途中、年寄りのおばあさんと犬とすれ違う時には満面の笑みでご挨拶。「おばあちゃん、ジョン(犬)、おはよー!」みたいな。まるでアニメの世界ですね。
物件の目の前まで行っても、その全貌は明らかにならず、写真3枚目が全面道路から物件を見たものです。そう、隠れていて見えない。分かったうえで現場に向かいましたが、ここまで見えないとは。。
せっかくなんで、大きく回り込んで、斜面を一段上がり、整った住宅団地の端っこから物件を見下ろしてみると、写真4枚目のような状況で、その全貌がようやく掴めます。なるほど、こう見えるのか!
鎌倉R不動産では「影」というアイコンをつくって、この鎌倉にひそむ影の魅力を発掘しているのですが、まさか七里ガ浜にも影を楽しめるところがあったとは。新しい発見にワクワクさせていただきました。
さて、この物件、現在は古家が2棟残る土地としてご紹介しています。既存の古家は経年劣化もあり、建替えを前提に考えた方がよいみたいです。がしかし、せっかくあるこの既存の建物、2階からの眺望確認のためにも是非拝見して、海の見え方とぐるりと囲む緑の関係をしっかり把握したいですね。
南側に大きく開けた土地なので、日当たりは良好です。北側への風通しは丁寧に考えたいですね。山を背負う形の敷地をうまく使いこなせる計画にしたいです。
最後に注意点ですが、この物件へは車の進入が少し難しいです。途中の道が細く、曲がり角が難易度高めです。セダンタイプの車が周辺に駐車されているので、慣れてしまえば大丈夫かもしれませんが、5ナンバーのコンパクトカーがおすすめです。 |