賃料：

19万円

面積：

66.32㎡

相模湾と鶴岡八幡宮を一直線に結ぶ鎌倉の目抜き通り「若宮大路」沿いに建つマンション。ここに帰ってくると、色んなものがリセットされてまた頑張ろうという気持ちになれるんです、とオーナーが教えてくれました。

鎌倉駅から平坦な道で徒歩11分の徒歩圏内、海はもっと近いという嬉しい立地です。「若宮ハイツ」といえば、「あー、あの若宮大路のとこのマンションね」となる地元民は多いかと。一の鳥居がそばにあるおかげなのか、なんとなく良い気をまとっている感じもします。4つある棟の一番入口寄りに建つ棟の1階が今回の募集区画です。エレベーターなしの5階建なので1階は特に需要があると思います。

リビングの掃き出し窓から見えるのは共有部の植栽とお隣の庭。こちら側がゆるやかに一段下がっているおかげで、隣との目線も気にならず、餌をついばみに来る野鳥達と近い目線で観察することもできます。美味しい木の実があるのか、キッチンからの美味しそうな匂いにつられてくるのか、色んな種類の鳥が遊びに来てくれます。目の前にはサルスベリの木があり、夏には可愛いらしい花をつけて楽しませてくれるそうです。マンションのすぐ隣にある若宮大路公園ではツツジの花が見頃となっていました。

リビングは南西向き。窓際に置かれたモンステラなどの観葉植物たちは元気過ぎるくらいにすくすくと育ち、4月末の撮影時にアジサイの花まで咲いていました。リビングの足下あたりまで陽が入ってきて眩しすぎない明るさになる、これくらいがちょうどいいんですと教えてくれました。

間取りの特徴として3点ほど。まずはリビングに2箇所の造作本棚があること。通常サイズから背の高い本まで対応していて読書好きには嬉しいサイズかと。窓辺で鳥のさえずりを聴きながらの読書が日課になるはず。全体的に収納も多めなので追加のラックなどは不要かもしれません。

2つ目はキッチンが半個室になっていること。アイランドなどオープンなキッチンが主流の中、三方壁は圧迫感が強いのかなと思っていました。でも実際入ってみると、少し圧迫感はあるものの、サイズ感がちょうど良くて、トントン、コトコト、グツグツと、一人こもって料理に集中できそうな空間でした。配膳用のくり抜きから緑も見えて、意外にも居心地良かったです。

3つ目はコンクリートが分厚いらしく寝室まで声が響いてこないこと。リビングと寝室が反対側にある間取りというのもあるかもしれませんが、生活リズムが違ったり、リモートワークが多かったりすると、こういう部分って案外大事ですよね。

最後にもう一つだけお伝えしたいのは、このマンション、地下に巨大な駐車場を備えているんです。個人的な感覚としては博物館や美術館の駐車場。掘れば何かしら出てくる鎌倉の中心部にあって、民間の住宅にこれほどの巨大な地下空間があるというのは驚きでした。機械式駐車場なのでサイズが限られています（全長4,700以下、幅1,700以下、高さ1,550以下、重量1,500kg以下）。事前にご確認を。

物件を因数分解していくと、気持ちをリセットしてくれる理由が少しだけ分かったような気がしました。