賃料：

8万円

面積：

71.33㎡

いきなり中古物件を購入する前に、賃貸で自分好みにDIYしたり改修して楽しく暮らしたい、もしくは心地よい時間と場所を提供するカフェやレストランを始めたい。そんな想いを抱いている方にオススメしたい、大正生まれの平屋を見つけました。

小坪5丁目と言えばリゾートマンションの「逗子マリーナ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、この平屋が建つのはどちらかというと小坪4丁目に近いロケーションかもしれません。家と家が密集し、その隙間を縫うように曲がりくねった小道が続いていきます。曲がった先に何があるんだろう、上った先はどんな景色だろう、元来た道を戻って来れるんだろうか、そんな期待と不安が交錯するエリアの中で更にユニークな場所に物件はあります。

というのも、家の正面左隣には逗子マリーナが望める小さな神社、空き地を挟んで右隣には見晴らしの良い墓場が広がっていて、神様と地域のご先祖様に見守られているという、ある意味で非常にありがたい立地に建っているのです。向かいに家があるので海は見えないものの、来るまでの道中や玄関からは海がチラ見えしています。

増改築を繰り返しながら住み継がれてきた平屋は、外観の見た目よりも広く感じる約71平米。家の中央にある立派な大黒柱や、軒の根本を横に走る丸太など味のある材も健在です。真ん中にすりガラスの入った障子も、張り替えてあげればまだまだ活躍しそう。南西向きの縁側にL字型に面した3間続きの和室と、奥に和室がもう2部屋という間取りは、案外お店向きかもしれません。

もしカフェとして利用するなら、ぜひともぽかぽか気持ちいい縁側にカウンターテーブルを設置してほしい。時折吹いてくる潮風を感じながら、淹れたてのコーヒーを片手に、バターたっぷりのシナモンロールを頬張る。海は見えなくともそれだけで充分な気がします。

室内はそのまま使用できる状態ではないため、ある程度の改修は覚悟しておいてください。むしろ、どんな改修していこうかと妄想して形にしていくプロセスを楽しんでいただきたい（内容は事前にご相談を）。水周り部分等についてはオーナーが改修予定ですが、物件の使用用途によって要相談とさせてください。

ご近所には、小坪漁港で揚がった新鮮な海鮮を出す食堂や、旬のフルーツを使ったスイーツが人気のパティスリー、古家を改修したカフェなど、お腹と心と好奇心を満たしてくれそうな店が点在しています。

のんびりした時間が流れる港町を舞台に、心地よい居場所づくりにチャレンジしてみませんか。