![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||||
陰と陽の間 |
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
もうすぐ築100年を迎えようという平屋の家です。ふとした瞬間に見えるさりげない表情や年月が刻んだ味わいを覗いてみようと思います。 庭に面した縁側には陽が差し込みますが、和室の奥までは届きません。ただ、その奥の薄明りは単なる採光不足ではないと思うのです。障子越しに届く光が柔らかくて、落ち着きのある空間に思えます。光を均一に当てるのではなく、陰影の中で季節や時間を感じることを大切にする考え方が残る家だと私は感じました。 縁側の欄間ガラスに映る庭の緑と室内に残る土壁の質感が、自然の息遣いを感じさせる穏やかな空間をつくりだしているのも魅力的。ガラス戸の模様や廊下にある照明もどこか懐かしさを感じさせます。庭に面した縁側と8帖洋室には、雨戸が備わっています。雨戸を収納する戸袋の室内側には木製の開口部があり、現在は更新されていますが、新築当初は木製の雨戸だったのだろうと想像します。 8帖と6帖の和室は、襖を外して広間のようなひと続きの空間に。お気に入りのラグを敷いて円卓を置き、のんびりと過ごせる場所にしたい。8帖の洋室は天井が2900㎜と高く、見上げたくなる開放感。高さを活かした照明や壁面収納など工夫ができそう。寝室の場所としては和室か洋室、ライフスタイルに合わせて決められます。 玄関にたどり着く前に、庭や縁側が迎えてくれる。そんな素敵なアプローチです。庭には花を植えてガーデニングを楽しみながら、季節の移り変わりを大事にしたい。庭は南西側にあり、時折気持ちのいい風が届きます。 キッチンや風呂の水まわりは2021年に更新されており、同年に壁の塗り替え、床の張り替えがされています。古い建物ではありますが、適度な更新によって古民家に住むハードルは高すぎないかな、と思いました。 江ノ電の江ノ島駅に降り立つと、さすが江ノ島。海に向かう多くの観光客で賑わっています。駅周辺の賑わいを感じながら、海と反対である北側の住宅地にある、物件へと向かうのですが、家までの通り沿いにはオレンジのオーニングが印象的な八百屋さんが。ここは旬の野菜や果物が並び地域の方に愛されるお店です。鮮魚店が点在しているのも漁港が近いこのエリアならでは。ちなみに、江ノ島駅から徒歩5分程にスーパーとドラッグストアもあります。 建物周辺には、炭焼き料理が自慢の古民家食堂や旬の果実を加えた人気のハンバーガー店などもあり、休日には気になるお店を開拓したいですね。藤沢駅まで出れば、JR線や小田急線で都心へのアクセス面も問題ないと思います。 建物は表の通りから全貌は見えず、細い通路の先に現れます。3方向を住宅に囲まれていますが、勾配天井の平屋と庭の存在によって窮屈感は軽減されています。少し奥へ進まないと出会えない特別感がありました。 建物北側のDKや廊下は陽当たりが悪く暗い印象。照明を使用すれば解決できそうです。エアコンは現状設置されていませんので、工事につきましては事前に要相談となります。 ※当物件は事務所や店舗の利用、民泊利用はできません。住宅利用としての募集となります。 |
![]() |
![]() |
手前が6帖、奥が8帖の和室です。 |
![]() |
欄間ガラスからも庭の緑、角度によっては青空が見えます。 |
![]() |
室内にかけて薄暗くなる光のグラデーションがなんだか落ち着きます。 |
![]() |
和室8帖│床の間 |
|
>>大きな地図で見る  |
賃料 | 15万円 | 専有面積 | 93.61㎡ |
敷金 | 2ヶ月 | 礼金 | 1ヶ月 |
償却 | なし | 管理費 | なし |
所在地 | 藤沢市片瀬三丁目 | ||
交通 |
江ノ島電鉄「江ノ島」駅 徒歩7分 湘南モノレール「湘南江の島」駅 徒歩7分 小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅 徒歩15分 |
||
建物構造 | 木造 1階建て | 所在階 | |
築年 | 1927年 | 取引態様 | 媒介 |
設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
備考 | ペット不可/事務所・民泊利用不可/駐車場なし/駐輪場・バイク置き場:敷地内に駐輪可/普通借家契約2年間/更新料:新賃料の1ヶ月分/賃貸保証会社加入:必須(初回保証委託料:賃料の50%、更新料有)/仲介手数料:賃料の1ヶ月分+消費税/火災保険料:23,100円(2年) | ||
情報修正日時 | 2025年8月9日 | 情報更新予定日 | 2025年8月31日 |
