賃料：

12万円

面積：

55.35㎡

分断や混沌が渦巻いている世の中だからこそ、「つながり」という言葉が改めて見直されてきているように思います。もしも新しい暮らしの中で、そんなつながりを感じることができたなら、暮らしがより豊かになるかもしれません。

辻堂駅から南に徒歩13分の場所に物件はあります。建物の外観だけを見ると街中にあるノーマルなアパートだとスルーしてしまうかもしれせんが、住宅が密集するエリアにあって、樹々と緑に囲まれたなんともユニークな立地。実はここ、サイトにも掲載中の「100年先のラブレター」と同じオーナーが運営するメゾネットタイプのアパートです。

敷地には、入居者やその友人も利用できるコモンスペース（オーナーと友人で改修した平屋で、定期的に住人同士のご飯会が開催されたり、ヨガ教室をやったり、リモートワークしたり、帰りが遅くなった時の一時避難場所に使ったりと、使い方は多種多様）があり、オーナーが進める集落プロジェクト第一期の4区画にも隣接しています。（プロジェクトの詳しい情報はこちらにも掲載しています）

リビングの掃き出し窓を開けると、目の前にはミニトマトやナス、唐辛子が植えられたコンパクトな畑。ここは住人が利用できる16平米ほどの畑です。もう少し涼しくなってきたら秋野菜の収穫に向けて種まきというタイミングでしょうか。敷地には鶏が4羽飼育されていて、新鮮な卵をゲットできるかも。

室内は約55平米の広さで、1階がリビングダイニングに水回り、2階に2部屋と暮らしやすい間取りです。角部屋ということもあり、階段下のトイレ以外は室内に日差しが入り込み、陽だまりの中にいるような感覚でした。窓からは畑や樹々の緑が広がり、辻堂駅から徒歩圏内の場所にあるということを忘れてしまいます。

何より魅力的なのは、オーナーも含めた顔のみえる住人同士のつながりだと思います。すぐ隣にあるオーナーの自宅や第一期の4区画との間には柵なんてものはなく、敷地全体がゆるく繋がっています。聞けば隣人同士が気軽にコミュニケーションをとれるようなランドスケープや家の配置となっているそう。生活空間は家の外にまではみ出していて、そこで住人同士の会話が生まれていました。定期的なご飯会だけでなく、海水を汲んできて大きな鍋で塩を作ったり、育てた餅米を餅つきしたりと、季節によって企画される色んなイベントも住人をつなぐ大事な要素になっています。

単に辻堂エリアに移住したいという方よりは、新しい暮らし方にチャレンジしてみたい、地域と繋がりたい、何かやりたいけどモヤモヤしてどうしたらいいかわからない、そんな人に向いているかもしれません。暮らしと向き合うきっかけになれば。