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myogをコツコツと |
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【価格更新しました】 この家を見て私はふと“myog”という言葉を思い出しました。 myogとは“make your own gear”という2010年代のアウトドアシーンにおいて台頭してきた、ウルトラライト・ハイクの手法として道具の構造を知り、自ら作ることによってその工程を理解し実践することです。その結果として、無駄を削ぎ落した軽量で機能的なツールを手に入れ、アウトドア・アクティビティに活用できるのです。 そんな物件は、鎌倉市役所を越え、佐助の交差点から錢洗弁天に続く道の近くに、ひっそりと佇んでいます。ここは、いわゆる「谷戸(やと)」と呼ばれる、海から丘陵にひろがる、いくつものひだ状になっている谷あい。谷戸は道が狭く山が迫っている場所が多く、人々が斜面を削って敷地を造成するなど難しい土地に工夫をして暮らしてきた歴史があります。 そのような住む人が選ばれるような場所にあるこの物件は、今では、道路から建物が見えないくらい樹木が生い茂っていて、かろうじてテラスだけが見えている状態でした。 最初、どこから入ったらよいのかわからないほどでしたが、ブロック塀の切れ目に人が一人やっと登れる階段、というか石を積んだだけのアプローチをみつけたのです。 その石段を上がるとそこにあるのは、なんとも素朴で質素な小さな平屋。建物がある以外、平らな部分がほとんどなく、敷地の形に合わせてちょこんと乗っています。8.7坪ほどの建物ですがこの面積でも機能的に暮らしてきたのだろうと想像できたのです。 この建物がどこまで修復が必要かはやってみないとわからない部分もあるのですが、生活の道具“gear”を自身でコツコツとリフォームしていき、ミニマムながら使いやすく、行きつくところは機能美と言えるところまで作り込んでいったら面白いんじゃないかと。現地で蔓と草にまみれながらイメージしたのです。 この物件の注意点として、敷地は土砂災害特別警戒区域に指定されており、建物を新築・増築・改築するには建築物の構造規制に基づく建築確認を受ける必要があります。具体的には鉄筋コンクリートなど頑丈な構造の建物が求められるでしょう。 まず、前面道路からセットバックの上、斜面の土留めもしくは擁壁を造成することから始める必要がありそうです。その費用は当然にかかるわけですが、そこをクリアして既存建物をじっくりコツコツと作り上げていただきたいと思います。 さいごに、道路から見えたテラスに立つと眺望がよく畑もある里山の風景が広がっています。建物の手を入れながら時折休んでテラスでコーヒーを淹れたらリラックスできそうです。 その時の湯沸かしはアルミ缶から手作りしたアルコール・ストーブで是非。 |
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8.7坪ほどのちいさな平屋です |
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物置のスペースでしょうか |
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かろうじて顔を出してます |
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テラスからは眺めがよい |
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価格 | 1,200万円 | 専有面積 | |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 鎌倉市佐助二丁目 | ||
交通 | JR横須賀線「鎌倉」駅 徒歩17分 | ||
建物構造 | 所在階 | ||
築年 | 土地権利 | 所有権 | |
土地面積 | 104㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 40/80% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 上水道/本下水/個別プロパンガス | ||
備考 | ペット可/地目:山林/現況:古家あり/引渡時期:相談/古家概要:木造亜鉛メッキ鋼板葺平家建/面積:28.92㎡(公簿)/築年月:昭和33年7月/第2種風致地区/土砂災害特別警戒区域内/前面:法第42条2項道路/駐車場無し /要セットバック/住居兼事務所可 | ||
情報修正日時 | 2023年4月14日 | 情報更新予定日 | 2025年2月27日 |