![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||
山の上のはなれ |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
<価格変更> 私がここで感じたことは、これは別荘建築や小屋といった類の建築物と呼ぶよりは、「はなれ」と呼んだ方がしっくりきました。主屋との距離はそれなりにあったとしても、またはここを主屋にしても、自分の所有物ではないかもしれなくても、自分の主たる場所から少し距離を置いた場所にあるもうひとつの空間。そんな贅沢に浸ることができます。 住まいの形も多様になる中で、敢えてこうした場所を確保するというのもひとつの選択肢なのだと妙な納得感を得て帰路の坂道を下るのです。 そう、ここは山の上にあるはなれです。それでもJR逗子駅からは徒歩5分、恵比寿や東京駅から小一時間乗り換えもなく電車に揺られ、最短距離でこのはなれに向かう場合、あまり余計なものが目に入らずに移動ができることも魅力だと思います。 逗子駅西口からはスーパーマーケットもコンビニも目にすることなく、バスもタクシーにも乗らずにただ黙々と山の方へ向かい、階段を上っていくのです。このトリップ感は自宅の主屋からちょっとはなれに行く感覚に近く、余計な雑踏に気を取られることが少ないのです。 そして辿り着くのはこの建物。吉野杉の外壁と鉄板の庇がとてもきれいです。余計なものは一切なく、一途にとても美しい空間です。 サイズ感はそれぞれ小さく計画されています。しかしながら寝ようと思えば、小上がりになっている絨毯敷きの空間(写真6枚目)に布団を敷くことはできます(はしごを掛け替えるなどの必要はあります)。さらに、はしごを使ってロフトへ上がれば十分な就寝スペースは確保できると思いますし、天窓からどんな夜空を見ることができるのか、楽しみで仕方がありません。 浴室や洗面、トイレはホテルライクな仕上がりであるのですが、大きなガラス窓から見える擁壁が特別な雰囲気を生み出しています。 水まわりと連続して、内装には多くの人工大理石が使用されているのですが、この細部の美しさには感動します。ここであれば、自分が主屋から持ってきた考え事に深く取り組むことができそうな、そんな気がする内部空間です。 キッチンもあまり見かけない仕上がりで、作る料理もストイックになりそうですが、勇気を持って使い尽くしていただきたい。デッキもうまく使えば大切なゲストと特別な時間を過ごすといったこともできることでしょう。 注意点としては、物件までは階段の道となるため、車やバイクでのアクセスはできません。そして洗濯機置き場はありませんので、洗濯物はご自宅に持ち帰っていただくか、外(写真8枚目の左側)に洗濯スペースを造作するなどの工夫は必要です。この他、備考欄をご確認ください。
|
![]() |
![]() |
外観|背景の山や植栽と杉の外壁が似合う |
![]() |
キッチンとバスルーム|細部まで美しい |
![]() |
左:アプローチ|右:天窓と煙突 |
![]() |
リビング|デッキ側から見る室内 |
|
価格 | 3,300万円(税込) | 建物面積 | 28.05㎡ |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 逗子市山の根二丁目 | ||
交通 | JR横須賀線、湘南新宿ライン「逗子」駅 徒歩5分 | ||
建物構造 | 木造平屋建 | 所在階 | |
築年 | 1952年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 89.25㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 50%/100% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 公営水道/公共下水道/プロパンガス | ||
備考 | 地目:宅地/私道負担:あり(前面私道/面積211㎡/持分1/5)/現況:空室/引渡時期:相談/原則として再建築不可(建築基準法第43条但書道路に接している為、再建築の際は建築審査会の同意を要します)。/階段道のため車進入できません/駐車場:なし/登記床面積:40.85㎡(減築履歴あり/公簿売買)/2024年9月全面改修工事実施(構造/内外装/設備/外構)/土砂災害特別警戒区域/接道状況:北側私道、幅員:1.7m、接道長さ:7.0m | ||
情報修正日時 | 2025年3月7日 | 情報更新予定日 | 2025年3月31日 |
