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森のお楽しみ会 |
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大人になった今、子供心にあまりにも楽しい響きだった“お楽しみ会”をここでやってみたいと思いました。気がつけば友人・知人も増えてきたし、我が家には大きな家が必要だ。そんなことを思いはじめたら、家に対する考え方をもっと深めてみたくなったのです。 人が集まってくる家とはどんな場所だろう。それはきっと多くの人が「あそこに行けば楽しい」と思ってくれる場所なんだろうけれど、できれば皆がそれぞれ違う理由でこの家の楽しみを感じてくれると、集まった時に起きる化学反応がより魅力的になるのではないだろうか。 ここは森の中にある一軒家。料理好きの奥様は友人たちとワインを開けておしゃべりしながらごはんを作るキッチンがある。庭では男性陣が焚き火やダッチオーブンのスキルやテント張り競争をしている。そして子供たちはゲームを手離して本気で遊ぶ大人たちを興味深く見つめている。しかし一瞬目に入った蝶々に気を取られ、集中できないでいる。 とにかく気になる要素がありすぎる家です。私も前述の子どもみたいにこの家に翻弄されているのでしょう。情報が多すぎて、説明しているうちに次から次へとこの家の特徴をしゃべりたくなる。豪華な素材をこれでもかと使用した家が茅ヶ崎の森の中に潜んでいたのです。 人を招くことを大切にしている方が建てた家なのだと、誰に何を言われなくてもお分かりいただけると思います。アプローチは丘の上に向かって森の公園を歩くように階段を上り、そして見えてくる玄関。お屋敷と呼ぶに相応しい構えで迎えてくれます(写真14,18)。 建物の仕様は話しはじめるとキリがありませんが、圧巻なのは柱・梁の立派な木材。屋根はスレートと銅葺きの組み合わせで経年変化による青緑色が独特の雰囲気を生み出しています。材料費も気になりますが、この木材を入手するのに、一体どのくらいの期間がかかるかも想像つかない立派な材です。小屋組は2階の一番大きい洋室で間近に見て触れることができます(写真16)。 玄関ホールには木製の窓枠に型取られた中庭。この時点で本物の予感。そして階段ホールへと続きリビングへ。大梁に垂木を現しとした独特の意匠には心躍ります。このリビングまで続く一連の空間がとても好きです。どう考えてもこれは毎日がパーティ、いや、お楽しみ会です。 少しだけ解説させていただくと、お城のような白い壁やアーチに囲まれた階段ホールは2階への誘惑と共に天井へと視線を誘導されます。そのまま天井を見上げながら、まわれ右するように廊下へ向きを変え、幅の狭い空間に視線を矯正させられたかと思うと、吹き抜けの照明に目を奪われ、和室の意匠にも気を取られつつリビングへ入っていくのです。 きっと何を言っているんだと思うと思うんですが、これを読んだ上で是非、実際に体感していただきたい。 このリビングにしてこのキッチンあり。と言わんばかりの大きなキッチンは、中央に作業台兼ガスオーブンがあり、大勢で料理ができる空間です。まわりを囲む造作の木製吊り戸棚がリズムを奏でるように段差をつけていて、人を喜ばせる気持ちが表れているみたいでウキウキしちゃいますね。今日も美味しいごはん作っちゃおっかなっ♪みたいな。 よく見れば、庭に面した窓はすべてアンダーセンの木製サッシ、暖炉を囲むコンクリートは杉板の木目が美しい。水まわり設備などは一部、10年ほど前に更新されましたが、元の良さを消さないようなシンプルだけどさっぱりし過ぎず、既存の贅沢な木材の使われ方にマッチするセレクトがありがたい。 具体的には洗面室の改修。たくさんのゲストにも対応できるように、天窓に合わせて2台横並びになった洗面台はまるで森の中のパウダールームといった空間。浴室はシンプルに整えられて、シャワーはふたつ。 各部屋も個性的です。1階にあるのは玄関脇の洋室。ここは応接間だったのかもしれません。しかし近しい友人や親族であればゲストルームにできそうな空間で、窓とその先の緑が素敵です。 もうひとつ奥の洋室。これまではアトリエとして使われていたため使用感がありますが、ここは天井が高い部屋で小屋感があります。そしてリビングに面した8畳の和室もまた立派な作りで、太すぎる柱や梁、格天井に空いた口が塞がりません。 ちなみに1階は8畳の和室のみ小上がりのように腰が掛けられる高さの段差になっていて、それ以外はバリアフリーであることも秀逸です。 2階にも個室が4部屋あります。階段ホールから西側に続く2部屋は他に比べると簡易的な作りだけど楽しげな空間です。ロフトからは空と緑が見えてペンションに来たような感じがします。ここでもお楽しみ会感が味わえます。 さらに東側の和室とその先にある洋室はオーナーが自己使用するのに相性が良さそうです。度肝を抜かされるのは奥の洋室です。とんでもない梁が天井に現れます。さらに屋根裏空間もあり、ここでもまた一物語できそうな感じがしてしまいます。 これは楽しい生活ができそう、これぞ人を楽しませる家です。広い庭は斜面地もありますが、まだまだ開拓の余地がありそう。実はこの物件には隣の畑につづくアプローチが作られているのです。そしてその先にある畑は現在の売主も畑を借りており、この契約も引き継ぎができそうです。こうなるともうfarm to table 自給自足も狙える気がしてきますね。 大きな車で行けばみんなを乗せて海へサーフィンにも行けますし、辻堂、茅ヶ崎駅も車であればそう遠く感じないと思いますので買い物も便利。歩ける距離にはアスレチック広場や市民の森もあり。さらにゴルフがお好きな方には湘南エリアの伝統が残るゴルフ場も近くにありますので、仲間とゴルフに明け暮れて、帰ったら風呂にドカドカ入ってみんなでビールを飲んで。なんていう楽しみ方もありかもしれません。 売主さんからはこんなコメントをいただきました。 ・森の中だからか壁が厚いせいか、夏は周囲より涼しく、冬は暖気が上階にのぼり、二重ガラスなのでストーブひとつで暖かくなる家でした。 ・アニメ好きなゲストには必ず「ジブリの世界にきたみたい!」海外のゲストには「エナジーの強い心身リラックスする家だね」と言われ、建築好きなゲストには構造や建材に釘付けになっていました。 |
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庭から外観を見る|広い庭には様々な樹々があり、四季を感じさせ、そして何よりBBQもテントも水浴びも虫取りもできる、遊び放題な庭です |
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リビングダイニング|レイアウトは自由自在で、暖炉を中心にソファもいいかもしれませんし、出窓に沿わせてダイニングテーブルを置けば森のお食事会もできそう。 |
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左:洗面台は天窓も素敵な映えスポット|右:キッチンもテラコッタの床タイルに木製の調理台や戸棚がいい雰囲気。もうここにずっと居ても飽きないくらいのキッチンです。 |
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左:階段室はまるでお城のよう。アーチに切り取られた左官の壁は面取りされていて柔らかい印象。2階には妖精でもいるのかなと思ってしまいます。|右:玄関も重厚な雰囲気であり品がある、こういう家って本当にあるんですね。 |
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>>大きな地図で見る  |
価格 | 1億1,700万円 | 建物面積 | 238.79㎡ |
管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
所在地 | 茅ヶ崎市堤 | ||
交通 |
JR東海道線「辻堂」駅 バス12分 「湘南カントリークラブ前」バス停 徒歩12分 JR東海道線「茅ヶ崎」駅 バス16分 「堤坂下」バス停 徒歩9分 |
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建物構造 | 木造 2階建て | 所在階 | |
築年 | 1995年 | 土地権利 | 所有権 |
敷地面積 | 1,546.32㎡ | 都市計画 | 調整区域 |
用途地域 | その他(未指定) | 建蔽率/容積率 | 50%/100% |
その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
設備 | 公営水道/個別浄化槽/プロパンガス | ||
備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/契約不適合責任免責/境界非明示/原則として建築不可/接道状況:南側幅員約4m(43条但書き)/私道面積:31.67平米(敷地面積に含む)/斜面地割合:約60%斜面地/隣地畑の賃貸借契約引き継ぎ要相談/敷地内に井戸、電柱あり/庭付き/バイク置場あり/駐車場あり | ||
情報修正日時 | 2025年6月30日 | 情報更新予定日 | 2025年7月15日 |
