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無垢の磁力 |
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無垢材をふんだんに使っている家というのは、時を重ねるごとに味が出てきて、貫禄が増してくるような感じがします。そんな家を見つけると、自然と身体が引き寄せられてしまうのですが、オーナーの友人が設計したというこの家も、強烈な磁力を放っていました。 愛着を持って丁寧に暮らしてきた家は、外壁の杉板がシルバーグレーからやや黒っぽく色づいてきて、古くから建つお屋敷やこだわりの家が建ち並ぶ鵠沼の家並みに上手く馴染み、むしろ風格さえあります。旗竿地だからこそ、少し奥まった場所から顔を覗かせるその姿が控えめなのもまた良い。 さて、室内に入ると、早速杉板張りの壁とフローリングが出迎えてくれます。玄関がスキップフロアとなっていて、上はリビングダイニング、下が洋室というユニークな造り。それぞれの空間を仕切るドアがないので、どちらのフロアにいても家族が帰ってくる気配を感じることができそうです。 リビングの吹き抜け空間には縦横に梁が走り、トップライトの光で日中も照明いらず。フローリングの下には床暖房が入っています。天井も壁(一部は藁入りの珪藻土)もフローリングも杉板張りで陽が差し込むと温かみが増して、なんとなく山小屋感があります。ただ細かい部分を見ていくと決して大味な造りではなく、住み手のことを考えた丁寧な設計が見てとれます。 例えば、奥様が料理教室を開いていたということもあり、2階の主役をはるのは大きな無垢のL字型キッチン。いかつめなオザキの業務用コンロと大きなレンジフード、そこに作業性を考慮してなのか少し高めのステンレス天板が輝いています。大小様々なサイズの食器や調理器具に対応できる収納は、キッチンを囲む壁にも取り付けられ、収納壁と軽作業ができそうな机のついたパントリーまで。ここにもトップライトと大きな窓があり、調理の動線や使い勝手、そして調理している時の気持ち良さまでが計算して設計されているように思いました。 3段落目でも書きましたが、この家にはほとんどドアがありません。あるのはトイレと浴室のドアだけ。2階の洋室や書斎にもドアはありませんし、1階の寝室にもドアや間仕切り壁がありません。もし必要があれば布で隠せばいいんです。1階は2部屋は作れそうな広さがあるので、家族構成に合わせて壁を作ってあげても良いかもしれません。 無垢材をふんだんに使っているので24年の歳月相応のシミや傷みはあります。味としてそのまま使うこともできますが、フローリングの厚みが30mm以上あるので、表面を削るだけで印象はぐっと変わるはずです。ウッドデッキや一部のサッシは交換のタイミングに来ているので、現地で確認してみてください。 外観だけでなく室内の細部に至るまで、近寄って見てみたくなる家でした。 注意点として、旗竿地の竿部分が幅2,000mmジャストくらいしかないため大きな車は駐車できません。予めご了承ください。 |
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| リビング|フローリングも壁(一部は藁入りの珪藻土)も天井も杉の無垢材 |
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| 1階洋室|2部屋+αつくれそうな空間ですが間仕切り壁やドアがありません |
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| リビングダイニング|リビングの床には床暖房があります |
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| 外観|シルバーグレーより少し黒味のある木製サイディングがかっこいい |
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| >>大きな地図で見る  |
| 価格 | 6,480万円 | 建物面積 | 102.37㎡ |
| 管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 藤沢市鵠沼藤が谷三丁目 | ||
| 交通 |
江ノ島電鉄線「柳小路」駅 徒歩8分 小田急江ノ島線「本鵠沼」駅 徒歩11分 JR東海道線「藤沢」駅 徒歩20分 |
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| 建物構造 | 木造 2階建て | 所在階 | |
| 築年 | 2001年 | 土地権利 | 所有権 |
| 敷地面積 | 136㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 40%/80% |
| その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
| 設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
| 備考 | 地目:宅地/現況:空室/引渡時期:相談/駐車スペース1台分有(幅が約2,000mmのため車種制限あり)/風致地区/隣地と境界についての覚書あり/北側幅員約4.5mの42条1項2号道路に約2m以上接道/契約不適合責任免責 | ||
| 情報修正日時 | 2025年11月9日 | 情報更新予定日 | 2025年11月25日 |
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