賃料：

16万円

面積：

117.17㎡

逗子市と葉山町にまたがり、高台に位置する「葉桜住宅地」。その中でも奥まった場所に桜山7丁目はあります。ここに来るのは、ほとんどが住んでいる人。観光地のにぎわいとは距離を置き、静かな逗子の日常を過ごせる場所です。

逗子駅からバスで10分。停留所に設置された掲示板には、町内イベントや活動のお知らせがぎっしりと。調べてみると葉桜住宅地は開発から55年を迎えるそうで、住人皆でこの町を守ってきた様子が伝わってきます。歩いていると、ご近所の方が挨拶しあっている姿が見えたりと、適度なふれあいと温かさを感じました。

正直なところ、駅から住宅地へ向かう坂道はしっかりきついし、周りにお店は少ない。そのため、車やバスでの移動が苦でないという方にお勧めしたいです。日々のお買い物に関しては葉桜住宅地内に訪れる移動販売車で購入したり、宅配スーパーを利用している方も多いようですよ。

普段の散歩を楽しむなら、5分歩いた場所にある国指定史跡の長柄桜山古墳群へ。道沿いに見える高台からの眺望は圧巻。トレイルランやハイキングがお好きなら、そのまま約5.5キロの長柄桜山古墳回廊コースを楽しむこともできます。

建物はファミリータイプ。家族皆で共有する玄関や洗面所、LDKが広く作られているのが良いですね。洗面所やトイレはそれぞれの階にあるので、朝のバタバタな準備にはありがたいところ。1階の北側洋室には2つの扉と収納がついていて、ご家族構成によってはお部屋を区切る使い方もできるかもしれません。

現地で感じたのは日当たりの良さ。至る所に小窓が設置されている分、冬でも暖かい日が差し込み、照明を付けていなくても気持ち良く過ごせます。特にLDKの日と影の入り方が私はお気に入り(写真2,3枚目)。刻々と変化する景色を、ぼーっと眺めていたくなります。

ルーフバルコニーはテーブルと椅子を4.5脚置いても余裕があるほどのスペース。天気の良い日はバーベキューができそうですね。水栓も付いているので、趣味のアウトドア道具を洗って広々と乾かすこともできます。海がチラリと見えるのも嬉しいポイント。

現代的な建物が並ぶ普通の住宅地でありながらも、すぐそばには大きな自然が生きていて、その中に史跡がある。自然と歴史と私がひっそりと共生している感じ。これが逗子葉山らしい暮らしと言えるのではないでしょうか。観光地から離れた高台で静かな暮らしを送りたいという方に、そっと届くといいなと思っています。