価格：

7,180万円

面積：

118.71㎡

南向きということもあり、特に午前中の光が気持ちがいいとオーナーからも聞いていましたが、カーテンを開けると想像以上に室内が明るくなり、日差しで体が温かくなりました。

1階の部屋だと暗いのでは、と考えていた方にとっては、これは嬉しいポイントではないでしょうか。このマンションの同じ棟の中でも、共有の庭の広い部分に面しているため、ここまでの日当たりと抜け感を確保しているのが、今回ご紹介する区画なんです。

窓の向こうに広がるのは、前述の共有部分の庭。生垣に囲まれていて道路とは視界が遮られているため1階でもゆったりと過ごせそうです。共有部ではありますが、オーナーは庭にデッキチェアを出して日向ぼっこをしていたそう。そんな過ごし方も自由でいいなと思ってしまいます。

実際にバルコニーから庭を見ているだけでも、鳥の鳴き声が聞こえてきてほのぼのします。海は見えないけれど、マンション敷地内のヤシの木などを見ていると、リゾートの気分が高まります。

逗子マリーナ8号棟は、上空から見るとアルファベットのJのような形をしている建物です。その曲線部分にあたる区画は、カーブに合わせてハの字型に区切られており、室内に入ると窓に向かってゆるやかに空間が広がっています。

部屋はまっすぐな箱型ではないので、家具の配置には少し工夫が必要かもしれませんが、その試行錯誤さえ楽しめそうです。私だったら中央に円卓を置いてみたり、窓辺にはひとりサイズの椅子を2脚並べて、好きな絵画を飾って喫茶店の窓側席のようにしたいな。

バルコニーに面した寝室も日当たり良好で、爽やかな朝を迎えられそう。ベッド配置を想定した頭側には電源や物置、壁内収納が備わっています。クローゼットは大容量なので、2人暮らしでも問題なさそうです。

北側の洋室はやや暗いのですが、8.3帖の広さがあるので、ただの物置きにしてしまうのはもったいないですね。現在はオーナーの趣味が詰まった仕事部屋になっています。壁にはサーフボードラックが設けられていて、自分の好きなものに囲まれた籠り感のある空間を見て憧れてしまいました。玄関から近い部屋なので、ものの出し入れも楽々です。

建物を後にして周辺を歩いてみると、徒歩1分ほどのところには小坪漁港があります。漁師町のそばで育った私は、磯の匂いはどこか懐かしくて好きです。マンションの隣の公園の高台は、遠くの水平線まできらきらと光る海を眺めることができるおすすめスポット。

徒歩圏内にスーパーやコンビニはありませんが、おしゃれなカフェや海鮮食堂が点在し、郵便局や肉屋、魚屋も揃っています。洗練されたリゾートの空気と、生活感のある町並みが自然に共存しているのが印象的でした。また、8号棟前のバス停からは鎌倉駅へ移動ができます。

窓から入る光、生垣に守られた共用庭、そして海辺の空気感。この部屋には日常を心地よくしてくれる要素が揃っていました。椅子を置く場所や、どんな絵を飾るかを考える時間さえ楽しくなる。ここで暮らす毎日は、きっと穏やかで、少し贅沢な時間の積み重ねになるのだと思います。