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おもてなしの一太刀を浴びて |
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素材や空間の大きさで圧倒するところもあれば、細かい仕掛けで魅せるところもある。住んで良し、見せて良しの邸宅が北鎌倉にありました。 鎌倉市梶原の高台の上にある和風住宅。まずは玄関からオッと思わせる仕掛けがあります。軒の高さもたっぷりなのに、玄関扉は小さめ。背の高い方なら少し屈むほど。 やや上を気にしながら戸をくぐると、玄関土間とその先の和洋室がドンと広がっています。玄関扉をあえて小さくしたのは、その先に待ち構える空間をより大きく見せるため。ギャップを使って入ってきた者を驚かせます。 そしてその和洋室が見どころ満載。純粋な和の設えではないので、かしこまらずに入ってしまいますが、よく見ると驚いてうなってしまう納まりがそこかしこに。 例えば、幅60cm以上はある床板。一般的なフローリング材は幅15cm程が多いので、めったに見ない広さです。正直はじめは表面に薄く無垢材を張った突板かな、と思いましたが、肉厚まるまる原材の板材でした。この床板を取るための大きな原木。それをたくさん仕入れることが出来る住み手の心意気。 天井は格子状に竿で区切られ、その内側は柾目がきれいな板材。通常は木目方向を揃え繋がりを意識させるものですが、ここではあえて直行方向に組み合わせる贅沢な使い方。 ここは人をもてなすための部屋ですが、一方で、住み手の格を見せつけるためのものでもあったのでしょう。油断して入ると圧倒的な建築の雰囲気にグサッとやられてしまいますよ。 一方でそれが嫌味にならないのは、遊び心も随所にちりばめられているから。雨戸の鍵は木製。縦桟と横桟を組み合わせた鍵は、寄せ木細工のパズルと似ています。これなら建築好きじゃなくたって、子供だって楽しめちゃいます。 ここまでの話は客人を迎える部屋の話。住む人の生活の場となる残りの部分は、和のテイストはあるものの、アルミサッシにユニットバスと、現代的なものを揃え快適に生活出来るようになっています。 キッチンの天井がまた良いのです。先程の和洋室のように板材の木目を直交させていますが、明るい日差しのおかげで色のコントラストがはっきりと。飴色の大判タイルを張っているかのようです。 ゆるい坂道が続くこの地域で車は必須ですが、屋根付きカーポートを含め3台は停められます。目玉となる和洋室以外にも部屋数は十分にあるので、遠方からの客人を大人数、何日も泊めることだって出来ます。 海外の友人が多い方、もてなしの住まいとしていかがでしょう。普段は静かで明るい2階で仕事。外国からお友達が家族連れで来た際には和風建築を見せながら何日も一緒に過ごす。多くの人をもてなすのは、この家もきっと喜ぶでしょう。 建物の格を身にまといつつ、ちょっとした仕掛けで遊び心をくすぐる住まいです。まずはあなた自身が歓迎の一太刀を浴びにいきましょう。 |
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| アプローチ|軒高の割に扉が小さいのは、理由があります |
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| 1階 洋室1|膝高の窓は外に広がる庭の草木を大きく切り取ります。 |
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| 1階 キッチン|天井板を直交で組み合わせるとこんな面白い表情になるのかと感心してしまいました |
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| 2階 洋室3|高台の立地を感じられる景色。窓をこれでもかと確保しています |
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| >>大きな地図で見る  |
| 価格 | 9,800万円 | 建物面積 | 230.20㎡ |
| 管理費 | なし | 修繕積立金 | なし |
| 所在地 | 鎌倉市梶原三丁目 | ||
| 交通 | JR横須賀線「北鎌倉」駅 徒歩29分 | ||
| 建物構造 | 木造 2階建て | 所在階 | |
| 築年 | 1974年 | 土地権利 | 所有権 |
| 敷地面積 | 628.48㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
| 用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | 40%/80% |
| その他費用 | 取引態様 | 媒介 | |
| 設備 | 公営水道/公共下水/都市ガス | ||
| 備考 | 現況:空室/引渡時期:相談/土砂災害警戒区域/宅地造成等工事規制区域/法第22条区域/鎌倉市景観計画:丘陵住宅地/梶原山自主まちづくり計画/接道:北側 約4m公道に約10m/契約不適合責任免責/駐車場あり(3台) | ||
| 情報修正日時 | 2025年12月28日 | 情報更新予定日 | 2026年1月12日 |
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